しあわせになるとは食欲を満たすこと、はいつからか。
おそらく無謀な太平洋戦争を始めたころからと考える。1940年から1945年までの5年間日本は戦争(=殺し合い)に懸命で、生きて行くのに不可欠の食料生産は後回しにされ、おなかすいた、などと言おうものなら罪人扱いされた。
食料生産が落ち込んでしまっている国内では満足に食べられる日本人はほとんどなく、全国民がお腹空いた状態が10年近く続いた。農家ですら規制がかけられ、作った農作物を自由に出来ず供出させられて食料に不自由していた。
戦争が終わると、食料生産がガタガタになって食料が無い日本に、国外から何百万人が帰国してきた。 食欲を満たすことが唯一絶対の幸せになる条件なんだという空気が日本人に醸成され、常識となった。
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